熊本大学における公正な研究活動の推進について

★ Click here for English Pages ? Promotion of fair research activities at Kumamoto University

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本学では、近年の研究不正の発生を鑑み、公正な研究活動及び適切な研究費の執行を推進するために、平成27年2月に公正研究推進会議を最高管理責任者である学長の直下に設置し、研究不正の防止に取り組んでいます。

本学は、公正な研究活動を推進し、不正の発生する余地のない大学創りに努めて参ります。

熊本大学は公正な研究活動の徹底に努めます

研究活動における不正や、不適切な研究費の執行は、その不正が発生した研究機関の社会的信頼を損なうばかりか、人々の科学への信頼を揺るがし、科学の発展を妨げるものであり、決して許される行為ではありません。

これらの不正に対応するために文部科学省より「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」(平成26年8月26日、文部科学大臣決定)、「研究機関における公的研究費の管理?監査のガイドライン(実施基準)」(令和3年2月1日改正)として研究機関へ提示がありました。

熊本大学では両ガイドラインに対応するために、規則と責任体制を刷新し、公正な研究活動の推進に、なお一層取り組んでいます。

熊本大学職員としての誇りと社会的責任を十分認識し、研究者及び事務職員が相互に協力することにより、不正が発生する余地のない環境整備に努め、公正な研究活動の徹底を宣言します。

国立大学法人熊本大学長?

熊本大学における公正な研究活動の推進の取組

公正な研究環境の整備

公正な研究活動に関する規則?体制等

本学では、以下の規定?体制等を整備し、公正な研究活動の推進に取り組んでいます。

公正研究推進ハンドブック(Fair Research Handbook)

本学に所属する教職員や大学院生を対象に、公正な研究活動を行うための基本的なルールを本学の規則等に基づいてわかりやすく解説したものです。

通報窓口

?通報窓口とは...
「国立大学法人熊本大学における研究不正の防止等に関する規則」第15条における通報窓口
手段 学内 学外
郵送 〒860-8555
熊本市中央区黒髪2丁目39-1
総務部総務課長

〒862-0924
熊本市中央区帯山4丁目23-20
竹中?本田法律事務所 弁護士 本田 悟士

メール

koueki※jimu.kumamoto-u.ac.jp
(送信の際は※を@に換えてください)

satoshi.honda.1981※gmail.com
(送信の際は※を@に換えてください)

電話 096-342-3115 096-382-3188

研究倫理意識の向上

研究倫理教育 

本学では、部局毎に定められたe-ラーニングによる研究倫理教育教材の受講により研究倫理教育を実施しています。

(参考)「科学の健全な発展のために-誠実な科学者の心得-【テキスト版】」(日本学術振興会)

誓約書(Affidavit)

「国立大学法人熊本大学における研究不正の防止等に関する規則」において、本学と雇用関係のある教職員は、研究不正防止に係る誓約書を提出しなければならないことが規定されています。
教職員の皆様におかれましては、速やかに誓約書の提出をお願いいたします。

学外講師による研究倫理教育研修

本研修は、学外講師による研究倫理教育研修です。「特定不正行為」とは何か、それらを行うとどうなってしまうのか、実際に他大学で起こってしまった不正事案等を用いながら、公正な研究を推進していくにあたっての研究倫理を学ぶことができます。

受講対象は、本学の教職員及び学生です。

①講師:三宮 紀彦 氏(合同会社SKR総合リスク研究所)

②講師:中安 豪 氏(ロバスト?ジャパン株式会社)

啓発ポスター?リーフレット

  ○令和3年度(令和2年度対象)

  ○令和4年度(令和3年度対象)

  

公正な研究活動を推進するために

【参考】 「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」の決定について(平成26年8月26日)

剽窃検出?チェックソフト「iThenticate」 ※学内のみ

本ソフトは、特定不正行為である「盗用」に関して、意図しない研究不正「引用の記入漏れ」を防ぐこと等に効果的です。

【マニュアル?Q&A】

論文執筆セミナー

本学では、エルゼビア社より講師を招き、研究に携わる学生及び教職員を対象とした論文執筆セミナーを開催しました。どのような論文がアクセプトされやすいのか、また論文執筆に係る不正行為を未然に防ぐためにもご覧下さい。

論文投稿にあたっての留意事項(二重投稿を防ぐために)

研究不正である論文の二重投稿を防ぐための対策として、具体的な例を掲載します。

適切な研究費の執行を推進するために

【参考】 研究機関における公的研究費の管理?監査のガイドライン(実施基準)(令和3年2月1日改正)

換金性の高い物品及び特殊な役務について ※学内のみ

研究費を財源に購入した物品の転売、私的流用等の不正使用の防止を図るため、本学では、物品請求システムにより換金性の高い物品(パソコン?デジカメ等)及び特殊な役務(データベース?プログラム等)の管理を行っています。

旅費業務管理システム改修について ※学内のみ

本学では、より適切な出張申請及び用務遂行確認が行われるよう旅費業務管理システムを改修し、研究費の適切な使用に努めています。

「熊本大学における研究不正防止計画」に基づく意識調査の集計結果について※学内のみ

公正研究推進事務室では、職員等のコンプライアンス及び研究倫理に関する意識の向上を目的として、意識調査を実施しました。
【調査概要】
 公的研究費の管理?執行に関するルール、通報窓口/公的研究費の内部監査、研究者の研究倫理意識、剽窃検出?チェックソフト「iThenticate」の認知度及び有用性
【実施期間】
 令和4年12月27日~令和5年2月15日
【集計結果】
 令和4年度「熊本大学における研究不正防止計画」に基づく意識調査の集計結果について (PDF429KB)

Webによる研究不正防止研修会

Webによる研究不正防止研修会を開催します。

以下のページをご覧ください。

謝金受給に関する留意事項

過去に発生した不正行為の反省を踏まえ、今回は、特に謝金を受給?申請する際の注意点や、どのようなことが不正行為となってしまうのか、そうならないためにはどうすればいいのか等について、一緒に考えたいと思います。

また、謝金の手続きについて、令和2年11月実施分から重要な変更が加わりましたので、ご説明します。

参考資料

(令和4年8月9日に文部科学省有識者会議委員による履行状況調査に係るヒアリング及び意見交換が実施され、本学の研究費

不正防止に向けた取組が好事例として示されました。)

 

お問い合わせ
公正研究推進事務室
(研究?社会連携部 研究推進課)
096-342-3242?3146