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東京医科大学?熊本大学?東京医科歯科大学の共同研究チーム「免疫チェックポイント阻害抗体の新たな効果判定方法を開発」~実際の抗体の至適濃度や複数種抗体併用などin vitro効果判定に期待~_中国足彩在线
/whatsnew/seimei/20230606
<![CDATA[<p>【ポイント】</p>
<ul>
<li>ヒトの免疫チェックポイント分子PD-1で構成されるT細胞抑制性シグナル伝達分子の集合体「PD-1マイクロクラスター」の1細胞1分子観察に成功しました。</li>
<li>治療で使用される免疫チェックポイント阻害(ICB)抗体の、PD-1-PD-L1/L2結合に対する阻害効果を、分子イメージングによる新しい手法で評価しました。</li>
<li>抗PD-1抗体および抗PD-L1抗体はそれぞれのクローンによって、PD-1-PD-L1結合を阻害するために必要とする濃度にばらつきがあることが分かりました。<br/><em/></li>
</ul>
<p>【概要】</p>
<p>??? 東京医科大学(学長:林 由起子/東京都新宿区)免疫学分野 横須賀忠主任教授、熊本大学大学院医学教育部博士課程4年 西航(にしわたる)大学院生、熊本大学大学院生命科学研究部呼吸器外科?乳腺外科学 鈴木実教授、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科分子免疫学分野 東みゆき教授を中心とする研究チームは、がん特異的T細胞を抑制する免疫チェックポイント分子の集合体(PD-1マイクロクラスター)の超解像分子イメージング観察を行い、免疫チェックポイント阻害(ICB)抗体の新たなin vitro効果判定方法を開発しました。この研究は日本学術振興会科学研究費補助金の支援のもとで行われたもので、その研究成果は国際科学誌 Nature Communications(IF=17.694)のオンライン版に2023年6月6日付けで掲載されました。この成果によって、ICB療法における実際の抗体の至適濃度や複数種の抗体を併用する以前の、より科学的な検証が期待できます。</p>
<p> </p>
<p>?【今後の研究展開および波及効果】</p>
<p> 現在治療に使われている免疫チェックポイント分子阻害(ICB)抗体には、①標的抗原や、②抗原結合部位(エピトープ)の違いの他、③アイソフォーム、④抗体依存性細胞傷害活性(ADCC)の有無、⑤ヒト化抗体へのキメラ化などの違いにより、それぞれ機能的特徴があると考えられています(図7)。特にアイソフォームやADCC活性の有無の違いは、ICB抗体の生体内での動態に強く影響します。これらの点を考慮すると、本研究のようなin vitroの実験系で導き出された結果には、実臨床に即さない側面も残されています。しかし、実際にヒトに投与する治験では細かな条件設定が難しいこと、また新規治療薬同士を直接比較することは社会的にも困難です。ゆえに、本研究でその有用性を実証した1細胞1分子イメージングシステムを用い、抑制性PD-1マイクロクラスターの動態を観察することは、in vitroで行える簡便な機能評価として、新規開発薬のドラッグスクリーニングにおける強力なツールと考えます。この「人工がん細胞脂質二重膜」はキメラ抗原受容体(CAR)-T細胞や二重特異性抗体(BiTE)へも応用でき、今後がん治療における新規生物製剤やデザイン開発においても応用が期待されます。</p>
<p>【掲載誌名?DOI】<br/>掲載誌名:Nature Communications<br/>DOI:10.1038/s41467-023-38512-7<br/><br/>【論文タイトル】<br/>Evaluation of therapeutic PD-1 antibodies by an advanced single-molecule imaging system detecting human PD-1 microclusters<br/><br/>【著者】<br/>Wataru Nishi, Ei Wakamatsu, Hiroaki Machiyama, Ryohei Matsushima, Kensho Saito, Yosuke Yoshida, Tetsushi Nishikawa, Tomohiro Takehara, Hiroko Toyota, Masae Furuhata, Hitoshi Nishijima, Arata Takeuchi, Miyuki Azuma, Makoto Suzuki, Tadashi Yokosuka<br/><br/>【主な競争的研究資金】<br/>本研究は、文部科学省基盤研究(JP25113725, JP15H01194, JP16H06501, JP17H03600, JP19K22545, JP20H03536, JP23H02775)、さきがけ慢性炎症(U1114011)、新学術領域「ネオ?セルフ」(JP16H06501)、学術変革A「自己指向性免疫」(JP23H04790)、「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」(S1511011)、内藤記念科学振興財団、武田科学振興財団の支援を受けています。</p>
<p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release230606.pdf">プレスリリース</a>(PDF1557KB)</p>
<p/>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<p/>
<address>
<p><strong> お問い合わせ</strong></p>
<p>熊本大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3269<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp<br/> (※を@に置き換えてください)</p>
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深刻な農業被害をもたらす線虫が植物のシグナル伝達をハイジャック!? -農業被害を防ぐ新技術への期待-_中国足彩在线
/whatsnew/sizen/20230605
<![CDATA[<p>【ポイント】</p>
<ul>
<li>線虫による農業被害は年間数十兆円にも上りますが、これまでは線虫そのものを駆除するしかなく、駆除標的にあたる具体的な物質については未解明でした。</li>
<li>世界で初めて、植物に感染する線虫の寄生メカニズムの一端が、植物のペプチドホルモンハイジャックであることを発見しました。</li>
<li>本研究成果をきっかけとして、動物と植物間の相互作用を理解するだけでなく、農作物の収量増加やストレス耐性付与など、農業分野へのイノベーションが期待されます。</li>
</ul>
<p>【概要説明】</p>
<p> 熊本大学大学院先端科学研究部附属生物環境農学国際研究センターの澤 進一郎センター長、中上 知博士研究員、東京大学大学院理学系研究科東山 哲也教授、名古屋大学佐藤 良勝特任准教授、野田口 理孝特任教授、近藤 竜彦講師、宮崎大学井田 隆徳准教授、新潟大学岡本 暁准教授らの研究グループが、世界で初めて、植物に感染する線虫の寄生メカニズムの一端が、植物のペプチドホルモンハイジャックであることを発見しました。線虫による農業被害は年間数十兆円にも上ります。しかしながらこれまでは線虫そのものを駆除するしかなく、駆除標的にあたる具体的な物質については未解明でした。本成果により、標的物質が明確になり、ペプチド*1を利用した新しい防除手法の開発が期待されます。現在ペプチドを使った農業技術が注目され始めており、植物感染性線虫防除でも、その技術が花開くきっかけの物質になると考えています。<br/> 線虫(ネコブセンチュウ)は、根に寄生し、コブを作って植物の栄養を奪い、農作物を枯らします。今回、我々は、モデル植物のシロイヌナズナ*2を用いて、線虫が根にコブを形成する際に、シロイヌナズナのペプチドホルモンを利用し、光合成によって作られた糖を葉から根に無理やり移動させていることを発見しました。通常は根への糖輸送シグナルは働いていません。根に線虫が感染すると、まず線虫はその輸送シグナルの担い手であるCLEペプチドホルモンを働かせることで、地上部の維管束で糖のトランスポーターを誘導します。すると糖は根に運ばれます。つまり、線虫はコブの形成に必要なエネルギー(糖)を得るために、植物のCLEペプチドホルモン伝達をハイジャックしているのです。今後、線虫がどのようにして、CLE遺伝子を活性化しているかなどメカニズムの詳細を解析する予定です。<br/> 土壌の線虫を死滅させる方法としては、現在は土壌燻蒸剤の散布が効果的ですが、農業従事者への負担や環境への影響から、燻蒸剤によらない防除法が求められています。本成果により、CLEペプチドと競争的、受容体に結合する物質(アンタゴニスト)を合成し、土壌に撒くことで、根のコブによる被害を抑えることができると考え、試みる予定です。また、この仕組みをブロックするような品種改良を行い、線虫に強い作物を作る予定です。この成果をきっかけとして、農業分野にイノベーションがもたらされると確信しています。<br/> 我々の成果は、動物と植物間の相互作用を理解するだけでなく、農作物の収量増加やストレス耐性付与など、農業分野への貢献が期待されています。<br/><br/> 本研究成果は令和5年6月2日に科学雑誌「Science Advances」に掲載されます。</p>
<p>【今後の展開】 </p>
<p> 今後、センチュウがどのようにして、CLE遺伝子を活性化しているのか、解明していく予定です。品種改良やゲノム編集によりCLEの活性化を抑えることができれば、センチュウ耐性品種の開発にも貢献できます。また、地上部のCLV1をペプチド競合剤などで阻害できれば、燻蒸剤に代わるセンチュウ防除法になり得ることが期待できます。<br/>ペプチドは人体に対して毒性が全くなく、自然界では容易に分解されるため、環境負荷もありません。また、地上部であれば、地中に農薬を投入するような土壌燻蒸剤よりもはるかに簡便に処理することが可能であり、サステナブルな農業に必要不可欠なペプチド農業分野の開拓が期待できます。世界で年間数十兆円にも上る線虫被害が劇的に低減できる可能性をひめており、本研究は、農業分野にイノベーションをもたらすと確信しています。<br/><br/>【論文情報】</p>
<ul>
<li>論文名:“Root-knot nematode modulates plant CLE3-CLV1 signaling as a long-distance signal for successful infection”</li>
<li style="text-align: justify;">論文著者:Satoru Nakagami1, Michitaka Notaguchi2, Tatsuhiko Kondo3, Satoru Okamoto4,5, Takanori Ida6, Yoshikatsu Sato7, Tetsuya Higashiyama8, Allen Yi-Lun Tsai1,9, Takashi Ishida1,10, and Shinichiro Sawa1,9,10,11</li>
<li style="text-align: justify;">掲載誌:Science Advances</li>
<li style="text-align: justify;">DOI:10.1126/sciadv.adf480</li>
<li style="text-align: justify;">URL:https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.adf4803</li>
</ul>
<p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release230605.pdf">プレスリリース</a>(PDF581KB)</p>
<p><br/><br/></p>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>???? <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_04_ja_2.png/@@images/005730ae-3068-4da0-aaba-bb1847d862fb.png" title="sdg_icon_04_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_04_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp
<p>(※を@に置き換えてください)</p>
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Korea-Japan Blood and Vessel Symposium in Kumamotoを開催します_中国足彩在线
/event/seimei/15yb14
<![CDATA[<p><a href="https://ircms.kumamoto-u.ac.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">熊本大学国際先端医学研究機構 (IRCMS)</a>では下記のとおりKorea-Japan Blood and Vessel Symposium in Kumamotoを開催します。このセミナーは<a href="http://jvbmo.umin.jp/index.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Japanese vascular biology and medicine organization (JVBMO)</a>と<a href="https://www.kvbm.org/html/english/index.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Korean Society for Vascular Biology and Medicine (KVBM)</a>との共催で開催されます。詳細は以下のフライヤーをご確認ください。皆様のご参加をお待ちしています。</p>
<p>日 時:令和 5 年 7月11日 (月) 13:00? ~ 16:45</p>
<p>開催様式:ハイブリッド開催</p>
<p>※本セミナーは英語にて行います。</p>
<p>※学内外を問わずどなたでもご参加いただけます。</p>
<p/>
<p/>
<p>???????????????</p>
<p/>
<p><strong>Keynote: Atsushi Hirao, PhD<br/></strong>???????????????? Professor, Kanazawa University) (Japan)</p>
<p/>
<p/>
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<p>???????????????</p>
<p/>
<p><strong>Speakers : Kyungsun Heo, Ph.D.</strong><br/>??????????????????? Assistant Professor, Chungnam National University (Korea)<br/>?????????????? ??? <strong>Junyeop Lee, M.D., Ph.D.</strong><br/>??????????????? ??? Asan Medical Center, University of Ulsan (Korea)<br/>?????????????? ? ?<strong> Norika Liu, PhD</strong><br/>????????????? ?? ?? Associate Professor, Jikei University(Japan)<br/>?????????? ? ?? ?? <strong>Akiyasu Iwase, PhD</strong><br/>??????????? ? ?? ?? Associate Professor, The University of Tokyo (Japan)</p>
<p/>
<p><span style="font-size: 11pt;">【Flyer】</span></p>
<p><a href="../../../resolveuid/a5f512e6066045c08f48850b43ee3d55" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img alt="" src="../../../resolveuid/a5f512e6066045c08f48850b43ee3d55/@@images/image/large" class="image-inline"/></a></p>
<p>???????????????????????????? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ??</p>
<p/>
<p>IRCMSウェブサイト:<a href="https://ircms.kumamoto-u.ac.jp/news/2023/05/jul-11-korea-japan-blood-and-vessel-symposium-in-kumamoto.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://ircms.kumamoto-u.ac.jp/news/2023/05/jul-11-korea-japan-blood-and-vessel-symposium-in-kumamoto.html</a></p>
<p/>
<p>〈問い合わせ先〉</p>
<p>熊本大学 国際先端医学研究機構(<span>IRCMS</span>)</p>
<p>担当:坂井?渡辺</p>
<p><span>Mail</span>:<span> ircms@jimu.kumamoto-u.ac.jp</span></p>
<p><span>Twitter</span>:<span> <a href="https://twitter.com/IRCMS_KU" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://twitter.com/IRCMS_KU</a></span></p>]]>
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学術変革領域研究(A)プロジェクト研究 「土器を掘る」デジタルミュージアム開館のお知らせ (デジタルコンテンツの公開開始) ~文部科学省科学研究費助成事業?学術変革領域研究(A)研究成果の公開~_中国足彩在线
/whatsnew/zinbun/20230525-1
<![CDATA[<p>【活動の内容】</p>
<p> 熊本大学大学院人文社会科学研究部の小畑弘己教授(小畑研究室)は、自身が領域代表者を務める2020~2024年度文部科学省科学研究費助成事業?学術変革領域研究(A)「土器を掘る:22世紀型考古資料学の構築と社会実装をめざした技術開発型研究」(研究課題/領域番号20A102)の研究前半にあたる約2年半にわたる研究の成果を広く市民の方々や研究者、さらには世界の人々に知っていただくためにデジタルミュージアムを開館(公開)しました。</p>
<p> 2020年末に始まった本プロジェクトは、土器から土器圧痕などのあらゆる情報を得て今まで考古学者の目には見えなかった真の歴史像を明らかにし、農耕化の人類史的意義を探る研究であり、さらには、この研究で開発された調査手法を遺跡の発掘調査を中心的に実施している埋蔵文化財行政機関へ実装することを目的の一つとしています。</p>
<p>【デジタルミュージアム開館の背景】<br/> 本プロジェクトにおいて、小畑教授らは、「縄文時代末にすでにイネが伝来していたこと」や「外来種と言われていたクロゴキブリが縄文時代以来の在来種であること」など、考古学や年代学、昆虫学においても新たな発見を重ねており、これら成果を国際科学雑誌で公開してきましたが、研究者以外の一般市民の方々にも広く知っていただきたいと考え、プロジェクト開始当初から博物館などでの展示会を模索してきました。<br/> しかし、多くの来館者がある規模が大きい博物館であればあるほど、展示計画等の関係で、実質4年間という研究期間内に展示会を実現することは難しいと判断しました。さらに、2023年4月1日に施行された博物館法の一部を改正する法律では、博物館の役割として、収蔵?調査資料のデジタルコンテンツ化とその活用の推進が新たに加わりました。小畑教授らが進めている土器中の圧痕資料のX線CTによる記録と3D化はこのような社会情勢にも適合する手法です。また、これらのデジタルコンテンツは、活用面においても、加工が容易で、さらには迅速かつ広範、多くの方々に成果を知っていただくことができます。そこで、小畑教授らは、このデジタルミュージアムをDX社会の中での考古資料学の活用面での先取り手法と位置付け、2022年11月に、実物展示会からネット空間上での成果公開へと舵を切りました。その後、2023年1月~3月にかけて、デジタルコンテンツの収集?作成、展示構成を作り上げました。<br/> 完成したデジタルミュージアムは、平易な文章とイラスト、さらには3D画像やビデオなどを駆使したビジュアル感覚に富むデジタルコンテンツで構成されています。また、英語版も設置し、世界の子供たちに向けてもアピールできる形態としました。</p>
<p><strong><デジタルミュージアムの構成></strong></p>
<p><strong>?タイトル:文部科学省学術変革領域研究(<span>A</span>)デジタルミュージアム</strong></p>
<p><strong>『土器の中のタネ?ムシが描く縄文人』? ? ? ? ??</strong><strong>? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ???<img src="/whatsnew/zinbun/zinbun_file/tpm1/@@images/c9f182be-bd7a-49ad-b8b7-7da87faba3fd.jpeg" title="(掲載用)『土器の中のタネ・ムシが描く縄文人』.jpg" height="185" width="361" alt="(掲載用)『土器の中のタネ・ムシが描く縄文人』.jpg" class="image-inline"/></strong></p>
<p><strong>?内容:<br/> ?土器は縄文人のメッセンジャー<br/> ?雑草を食べた縄文人(定住化と栽培の始まり)<br/> ?害虫の発生:海を渡った害虫:コクゾウムシの世界<br/> ?縄文人の家に棲んだゴキブリ<br/> ?不思議な土器(豊穣への祈り):多量種実混入土器?多量コクゾウムシ混入土器<br/> ?縄文時代にイネは来ていた<br/> ?土器混和材の世界<br/> ?分析(結論)<br/></strong></p>
<p><strong>?URL:https://dokiwohoru.jp/frmDefault.aspx <br/>?HP : http://www.fhss.kumamoto-u.ac.jp/archaeology/earthenware/<br/></strong></p>
<p><br/>【詳細】<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release2305-2-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF791KB)<br/>?</p>
<p><strong/></p>
<p/>
<address><strong>お問い合わせ</strong><br/>熊本大学大学院人文社会科学研究部 小畑研究室<br/>担当:小畑 弘己 (教授)<br/>TEL:096-342-2423<br/>携帯:090-6639-8038<br/><br/></address>]]>
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本学技術部職員が令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 研究支援賞を受賞しました_中国足彩在线
/kenkyuu_sangakurenkei/kenkyuu/news/copy_of_20230524
<![CDATA[<p> 熊本大学技術部生命科学系技術室の土山修治技術専門職員が、令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 研究支援賞を受賞しました。</p>
<p> この表彰は、科学技術の発展や研究開発の成果創出に向けて、高度で専門的な技術的貢献を通じて研究開発の推進に寄与する活動を行い、顕著な功績があったと認められる者を対象に文部科学大臣が表彰するものです。今年度はオンラインで実施され、後日、本学での伝達式となりました。小川学長から土山修治技術専門職員に表彰状と楯が授与され、今後のさらなる活躍を期待する旨の祝辞がありました。</p>
<p> 土山修治技術専門職員は、本学の動物実験施設において、動物実験計画書の審査システム開発、実験用マウスの利用状況のデータベース化、遺伝子改変マウス等の情報共有並びに動物実験に係る各種情報のDX化を推進したことで、研究者の効率的な研究遂行に貢献しました。この顕著な貢献が高く評価され、この度の受賞となりました。</p>
<p><img src="/kenkyuu_sangakurenkei/kenkyuu/news/v73urz/@@images/70bd1ffa-4dea-4966-a009-15b42e2cc1c6.jpeg" title="写真1.jpg" width="274" alt="写真1.jpg" height="251" class="image-inline"/> <img src="/kenkyuu_sangakurenkei/kenkyuu/news/oo8ga8/@@images/5d065a7f-ce7c-432b-a5fe-6e7b664eb1c5.jpeg" title="写真2.jpg" width="378" alt="写真2.jpg" height="250" class="image-inline"/></p>
<p>※熊本大学技術部HP<br/><a href="https://tech.kumamoto-u.ac.jp/pdf/20230523.pdf">http://www.tech.kumamoto-u.ac.jp/pdf/20230523.pdf</a></p>
<p/>
<div class="e-responsive-table"/>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> 研究?社会推進部 <br/> 研究推進課技術部支援担当 <br/> 096-342-3285</address>]]>
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我が国に感染者が多い【がんウイルス HTLV-1】の新たな発がん機構?治療標的を発見_中国足彩在线
/whatsnew/seimei/20230524
<![CDATA[<p>【ポイント】</p>
<ul>
<li>ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)※1が持つウイルス遺伝子「HTLV-1 bZIP factor(HBZ)」※2が、がん細胞において重要な「がん代謝」※3及び「エピゲノム異常」※4を促進することが明らかとなりました。</li>
<li>これらの発がん機構は、HTLV-1が引き起こす血液のがん「成人T細胞白血病/リンパ腫(ATL)」※5のみならず、膵臓がんやその他の白血病でも共有されていることが判明しました。</li>
<li>今回発見した「がん代謝」を阻害する薬剤により、ATLの細胞増殖が抑制されました。新薬開発における有望な治療戦略として期待されます。<em/></li>
</ul>
<p>【概要説明】</p>
<p> 熊本大学大学院生命科学研究部 血液?膠原病?感染症内科学講座の豊田康祐研究員、安永純一朗准教授及び松岡雅雄教授らの研究グループは、これまでATL患者に恒常的に発現しているHTLV-1ウイルス遺伝子「HBZ」に着目し、その機能解析を進めてきました。先行研究の結果から、HBZ遺伝子はRNAとタンパク質双方の分子形態で機能を有することがわかっており、本研究では両者の分子学的機能を詳細に検討しました。<br/>??? 研究の結果、HBZ遺伝子のRNAとタンパク質はそれぞれに異なった機序でヒト遺伝子であるTP73遺伝子を発現誘導することが明らかとなりました。さらにこのTP73遺伝子のスプライシング アイソフォーム※6の一つであるTAp73は、①細胞の乳酸トランスポーターであるMCT1?MCT4※7を介した乳酸排泄の促進、②エピゲノム制御に重要な役割を果たすEZH2遺伝子の発現亢進を惹起し、がん細胞において重要な「がん代謝」及び「エピゲノム異常」を促進することが判明しました。また同研究グループは、マウスモデルを用いた実験で乳酸排泄を阻害する薬剤(syrosingopine:MCT1?MCT4阻害剤)がATL細胞の増殖抑制作用を有することを発見しました。これまで「がん代謝」を標的としたATLの治療薬は無く、今後の新薬開発における有望な治療標的として期待されます。</p>
<p>?【展開】</p>
<p> 本研究の結果から、HBZが惹起する新たな発がん機構が解明されました。<br/> またMCT1?MCT4分子というATLの新たな治療標的を見出したことにより、難治性の疾患であるATLに対するより有効な治療法の確立に貢献できることが期待されます。さらにはATLに限らずMCT1?MCT4は多くのがん種に発現しており、より幅広い患者層を根治に導きうる至適な治療標的であると考えられます。</p>
<p>【用語解説】</p>
<p>※1 ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)<br/>ヒトに疾患を引き起こす病原性レトロウイルス。主にCD4陽性T細胞リンパ球に感染し、そのウイルス遺伝子が感染者のDNA内に組み込まれる。約5%の感染者が生涯の内に成人T細胞白血病/リンパ腫(ATL)を発症する。<br/><br/>※2 HTLV-1 bZIP factor(HBZ)<br/>HTLV-1がコードするウイルス遺伝子で、感染者のDNA内に組み込まれた後、RNAとタンパク質双方の分子形態で機能する。発がん作用を有しており、ATL細胞に恒常的に発現している。<br/><br/>※3 がん代謝<br/>がん細胞特有の異常な代謝。正常細胞とは異なった代謝経路を活性化させ、がん細胞の生存?増殖に寄与する。代表的なものとして好気的解糖(Warburg効果)が知られる。<br/><br/>※4 エピゲノム異常<br/>ゲノムDNAの塩基配列ではなく、そのゲノムに生じた修飾(ヒストン修飾など)をエピゲノムと呼ぶ。この修飾により、遺伝子の発現が調節される。様々ながん種において、DNAやヒストンに異常な修飾(エピゲノム異常)が認められ、遺伝子発現異常の原因となっている。<br/><br/>※5 成人T細胞白血病/リンパ腫(ATL)<br/>HTLV-1に感染したCD4陽性Tリンパ球ががん化して発症する血液のがん。難治性の疾患であり、血液のがんの中でも予後不良である。<br/><br/>※6 スプライシング アイソフォーム<br/>1つの遺伝子からRNAが転写された後に、スプライシングという機構により2つ以上の異なったmRNAが生成されることがあり、スプライシング アイソフォームと呼ばれる。<br/><br/>※7 MCT1?MCT4<br/>細胞外への乳酸排泄を行う細胞膜タンパク質、トランスポーター。がん細胞に高発現しており、現在様々ながん種において治療開発研究が精力的に行われている。</p>
<p>?<br/>【論文情報】</p>
<ul>
<li>論文名:HTLV-1 bZIP factor-induced reprogramming of lactate metabolism and epigenetic status promote leukemic cell expansion</li>
<li>著者:<br/>Kosuke Toyoda, Jun-Ichirou Yasunaga, Takafumi Shichijo, Yuichiro Arima, Kenichi Tsujita, Azusa Tanaka, Tarig Salah, Wenyi Zhang, Osama Hussein, Miyu Sonoda, Miho Watanabe, Daisuke Kurita, Kazutaka Nakashima, Kyohei Yamada, Hiroaki Miyoshi, Koichi Ohshima, Masao Matsuoka</li>
<li>掲載誌:<br/>Blood Cancer Discovery, a journal of the American Association for Cancer Research</li>
<li>doi:<a href="https://aacrjournals.org/bloodcancerdiscov/article/doi/10.1158/2643-3230.BCD-22-0139/726350/HTLV-1-bZIP-factor-induced-reprogramming-of">https://doi.org/10.1158/2643-3230.BCD-22-0139</a></li>
<li>URL:<a href="https://aacrjournals.org/bloodcancerdiscov/article/doi/10.1158/2643-3230.BCD-22-0139/726350/HTLV-1-bZIP-factor-induced-reprogramming-of">https://aacrjournals.org/bloodcancerdiscov/article/doi/10.1158/2643-3230.BCD-22-0139/726350/HTLV-1-bZIP-factor-induced-reprogramming-of</a></li>
<li>Twitter:<a href="https://twitter.com/BCD_AACR/status/1656408276018315265?s=20">https://twitter.com/BCD_AACR/status/1656408276018315265?s=20</a></li>
</ul>
<p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release230524.pdf">プレスリリース</a>(PDF307KB)</p>
<p/>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<p/>
<address>
<p><strong> お問い合わせ</strong></p>
<p>熊本大学大学院生命科学研究部<br/>担当:准教授 ? 安永 純一朗<br/>電話:096-373-5156<br/>E-mail:jyasunag※gpo.kumamoto-u.ac.jp<br/> (※を@に置き換えてください)</p>
</address>]]>
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オミクロンXBB株の進化経路とウイルス学的特性の解明――遺伝子組換えによる更なる免疫逃避能力の獲得――_中国足彩在线
/whatsnew/seimei-sentankenkyu/20230519
<![CDATA[<p>【ポイント】</p>
<ul>
<li>XBB株は、2種類のオミクロン株(オミクロンBJ.1株とBM.1.1.1株)がスパイクタンパク質の受容体結合部位(RBD)で遺伝子組換えすることによって高い実効再生産数(流行拡大能力)を獲得したことを明らかにした。</li>
<li>オミクロンXBB株は、高い液性免疫からの逃避能、細胞への侵入効率、そして合胞体形成活性を遺伝子組換えにより獲得したことがわかった。</li>
<li>ハムスターモデルにおけるオミクロンXBB株の病原性は、オミクロンBA.2.75株と比較してやや弱かった。</li>
</ul>
<ul>【発表概要】</ul>
<p> 東京大学医科学研究所システムウイルス学分野の佐藤佳教授が主宰する研究コンソーシアム「The Genotype to Phenotype Japan (G2P-Japan)」(注1)は、2022年の9月頃からインドを中心に流行を拡大したオミクロン株(B.1.1.529, BA系統;注2)XBB株の進化の軌跡とウイルス学的特性を明らかにしました。進化系統解析により、オミクロンXBB株は、2種類のオミクロン株(オミクロンBJ.1株とBM.1.1.1株[BA.2.75株の子孫株])がスパイクタンパク質(注3)の受容体結合部位(RBD;注4)において遺伝子組換え(注5)を起こしたことで生じた変異株であること、そしてオミクロンXBB株は2022年の夏頃に出現したことを示しました。<br/>??? さらに本研究では、オミクロンXBB株についての詳細なウイルス学的実験を行いました。その結果、オミクロンXBB株は、祖先株であるBA.2.75株、および、BA.2.75株の祖先株であるBA.2株よりも高い液性免疫(注6)に対する逃避能、感染受容体であるACE2(注7)結合能、そして感染性を遺伝子組換えにより獲得したことが明らかとなりました。一方で、オミクロンXBB株の実験動物モデルにおける病原性はオミクロンBA.2.75株に比べ、やや弱いことが明らかとなりました。本研究成果は2023年5月16日、英国科学雑誌「Nature Communications」オンライン版に掲載されました。<br/><br/><br/></p>
<p>【発表者】</p>
<p>東京大学医科学研究所 感染?免疫部門 システムウイルス学分野<br/>佐藤 佳(教授)<br/>伊東 潤平(助教)<br/>瓜生 慧也(大学院生)<br/><br/>北海道大学 大学院医学研究院<br/>田中 伸哉(教授)<br/>福原 崇介(教授)<br/>田村 友和(助教)<br/>小田 義崇(助教)<br/><br/>北海道大学 大学院薬学研究院<br/>前仲 勝実(教授)<br/>喜多 俊介(助教)<br/>安楽 佑樹(大学院生)<br/><br/>北海道大学 人獣共通感染症国際共同研究所<br/>松野 啓太(准教授)<br/>紀田 泉(大学院生)<br/><br/>京都大学 医生物学研究所<br/>橋口 隆生(教授)<br/><br/>京都大学 iPS細胞研究所<br/>高山 和雄(講師)<br/><br/>熊本大学 ヒトレトロウイルス学共同研究センター<br/>池田 輝政(准教授)<br/>Hesham Nasser(特任助教)<br/><br/>宮崎大学 農学部獣医学科<br/>齊藤 暁(准教授)<br/>Maya Shofa(大学院生)<br/><br/>HiLung株式会社<br/>山本 祐樹(代表取締役)<br/>永元 哲治(取締役)</p>
<p style="text-align: justify;"/>
<p style="text-align: justify;">【論文情報】</p>
<p style="text-align: justify;">〈雑誌〉Nature Communications<br/>〈題名〉Virological characteristics of the SARS-CoV-2 XBB variant derived from recombination of two Omicron subvariants<br/>〈著者〉? 田村友和#, 伊東潤平#, 瓜生慧也#, Jiri Zahradnik#, 紀田泉#, 安楽佑樹#, Hesham Nasser#, Maya Shofa#,小田義崇#, Spyros Lytras#, 直亨則, 板倉友香里,? 出口清香, 鈴木理滋, 王磊, MST Monira Begum, 喜多俊介, 矢島久乃, 佐々木慈英, 田畑香織, 清水凌, 津田真寿美, 小杉優介, 藤田滋, 潘琳, Daniel Sauter, 吉松組子, 鈴木紗織, 浅倉弘幸, 長島真美, 貞升健志, 吉村和久, 山本佑樹, 永元哲治, Gideon Schreiber, 前仲勝実, The Genotype to Phenotype Japan (G2P-Japan) Consortium, 橋口隆生, 池田輝政, 福原崇介, 齊藤暁, 田中伸哉*, 松野啓太*, 高山和雄*, 佐藤佳*<br/>(#Equal contribution; *Corresponding author)<br/><br/>〈DOI〉<a href="https://www.nature.com/articles/s41467-023-38435-3">10.1038/s41467-023-38435-3</a><br/>〈URL〉<a href="https://www.nature.com/articles/s41467-023-38435-3">https://www.nature.com/articles/s41467-023-38435-3</a></p>
<p>【詳細】<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release230519.pdf">プレスリリース</a>(PDF676KB)</p>
<p style="text-align: justify;"/>
<p style="text-align: justify;">【用語解説】</p>
<p style="text-align: justify;"><br/>(注1)研究コンソーシアム「The Genotype to Phenotype Japan (G2P-Japan)」<br/>東京大学医科学研究所 システムウイルス学分野の佐藤教授が主宰する研究コンソーシアム。日本国内の様々な専門性を持つ若手研究者が参画し、多角的アプローチからウイルスの性質の解明に取り組んでいる。現在では、イギリスを中心とした諸外国の研究チーム?コンソーシアムとの国際連携も進めている。<br/><br/>(注2)オミクロン株(B.1.1.529, BA系統)<br/>中国足彩在线の流行拡大によって出現した、顕著な変異を有する「懸念すべき変異株(VOC:variant of concern)」のひとつ。オミクロンBA.1株、オミクロンBA.5株、オミクロンBQ.1.1株、オミクロンXBB株などが含まれる。現在、日本を含めた世界各国で大流行している変異株である。<br/><br/>(注3)スパイクタンパク質<br/>中国足彩在线が細胞に感染する際に、中国足彩在线が細胞に結合するためのタンパク質。現在使用されているワクチンの標的となっている。<br/><br/>(注4)受容体結合部位(RBD)<br/>上述のスパイクタンパク質のうち、細胞の受容体に結合する領域(Receptor Binding Domain)。<br/><br/>(注5)遺伝子組換え<br/>複数のウイルスの間で、遺伝子の一部が組み換わること。中国足彩在线の場合、異なる系統のウイルスが宿主に同時感染することで生じると考えられる。<br/><br/>(注6)液性免疫<br/>B細胞が主体となって、抗体を作ることで異物に対抗する免疫。<br/><br/>(注7)ACE2<br/>Angiotensin-Converting Enzyme 2(アンジオテンシン変換酵素2)の略称で、中国足彩在线が細胞に感染する際に受容体として機能する。</p>
<p style="text-align: justify;"><br/><br/></p>
<p>?</p>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" width="142" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" height="134" class="image-inline"/>??</p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<address>
<p><strong> お問い合わせ</strong></p>
<p>熊本大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3269<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp<br/> (※を@に置き換えてください)</p>
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1651年に熊本藩から薩摩に派遣された密偵の報告書18ヵ条を発見、初期薩摩藩政の実像が明らかに_中国足彩在线
/whatsnew/zinbun/20230518
<![CDATA[<p>【ポイント】</p>
<ul>
<li>熊本大学永青文庫研究センターによる熊本藩第一家老松井家の文書群の詳細調査で、1651年に薩摩に派遣された密偵の報告書18ヵ条(慶安4年2月27日 村田門左衛門申上覚)の原本が発見されました。</li>
<li>当該期の鹿児島藩に関する歴史資料は大半が失われており、本史料から得られる多様な情報は、初期鹿児島藩政の研究にとって極めて重要です。</li>
<li>報告の背景には、九州が対外的な脅威にさらされる中で、琉球及び八重山諸島などを実効支配し、琉球や明との交易を展開していた薩摩の抑えが、細川家の重要な役割として浮上したという事情がありました。</li>
</ul>
<p><br/>【概要説明】</p>
<p> 熊本大学永青文庫研究センターの後藤典子特別研究員は、1651年に熊本藩細川家から薩摩に派遣された密偵の報告書18ヵ条(慶安4年2月27日 村田門左衛門申上覚)の原本を「熊本大学所蔵松井家文書」の中から発見し、同センターの稲葉継陽教授とともに解読を進め、初期鹿児島藩政に関する多くの未知の情報が記載されていることを明らかにしました。<br/> 海外と独自の交易関係を維持し、後には明治維新の中心勢力となる鹿児島藩ですが、じつは、幕末?明治期の戦禍等によって、鹿児島にあった多くの歴史資料が失われています。今回、初期鹿児島藩政に関する未知の情報を熊本で発見することができました。<br/> 17世紀中期鹿児島藩の税制、金山開発、異国船警備、琉球支配、経済?財政状況、さらには、先ごろ御楼門?本丸のあったエリアが国史跡に追加指定されることになった鹿児島城の石垣?門の構築過程や被災の状況、また一向宗の信者を屋久島などへの流刑に処していたことを示す記述は、多くが初めて知られるものです。<br/> さらに、熊本藩から薩摩に密偵が派遣された事情も注目されます。17世紀中葉、大航海時代のあと、特にスペインの日本侵攻の脅威とキリシタン問題などによって、いわゆる鎖国体制へと突入しますが、崩壊に瀕した明から数十回に及ぶ日本への援助要請があるなど、その時期、特に九州は対外的な脅威にさらされていました。そうした中で、琉球及び八重山諸島などを実効支配し、琉球や明との交易を展開していた鹿児島藩に対する警戒から、「薩摩の抑え」が熊本藩細川家の重要な役割になっていました。密偵の派遣はこうした状況で行われていました。<br/> 今回の記者発表(5月18日(木))当日は、鹿児島藩研究の第一人者である原口泉氏(志學館大学教授、鹿児島大学名誉教授)からもご説明いただきますが、この発見を踏まえて、今後、熊本と鹿児島の研究者どうしの協働によって、次の点がより明確にされることが期待されます。<br/>⑴ 初期鹿児島藩政に関する熊本側の情報集約による具体像の解明<br/>⑵ 「鎖国」体制確立期における鹿児島藩の外交的位置に関する熊本藩及び幕府の認識の解明</p>
<p><br/>【詳細】<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release230518.pdf">プレスリリース</a>(PDF791KB)<br/>?</p>
<p><strong>*永青文庫研究センター</strong></p>
<p> 熊本大学附属図書館には、「永青文庫細川家資料」(約<span> 58,000 </span>点)や細川家の筆頭家老の文書「松井家文書」(約<span> 36,000 </span>点)の他、家臣家や庄屋層の文書群計<span> 10 </span>万点あまりが寄託?所蔵されており、永青文庫研究センターではこれらの資料群について調査分析を行っています。</p>
<p><br/><br/></p>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_11_ja_2.png/@@images/3e65ac63-a99f-499d-9d43-ef80aee0b58e.png" title="sdg_icon_11_ja_2.png" alt="sdg_icon_11_ja_2.png" class="image-inline"/>????</p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<address><strong>お問い合わせ</strong><br/>熊本大学永青文庫研究センター<br/>担当:(センター長、教授)稲葉 継陽<br/>電話:096-342-2304<br/>E-mail:inaba※kumamoto-u.ac.jp<br/>(迷惑メール対策のため@を※に置き換えております)</address>]]>
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熊本大学教育学部情報教育研究会がForbesJapanに掲載されました_中国足彩在线
/whatsnew/kyouiku/suat7g-1
<![CDATA[<p> 熊本大学教育学部情報教育研究会が<span>2023</span>年<span>4</span>月<span>25</span>日発売の雑誌<span>ForbesJapan</span>の<span>InnovativeEducation30</span>「子ども達のウェルビーイングを実現する革命者たちイノベーティブ?エデュケーション<span>30</span>」に選出され、子どものために教育変革を起こし続ける組織?団体として雑誌に掲載されました。</p>
<p>? 塚本光夫名誉教授が<span>1999</span>年から毎月<span>1</span>回程度の頻度で開始し、現在まで開催している情報教育に関する研修会が大いに評価されたものです。プログラミング教育やオンライン教育をはじめ、プロジェクト学習、協働学習、タブレット端末を活用した探究的?創造的な学習等の知識及び技能を身に付けることを目的とした研修会を開催しています。</p>
<p>? 発足当初は、熊本県内小中学校等の教職員<span>10</span>人程度の参加者でしたが、<span>2010</span>年度からは<span>30</span>?<span>40</span>人程度に増加し、<span>2020</span>年<span>4</span>月に完全オンライン方式で開催して海外を含む全国<span>286</span>人の参加者を集め、<span>2020</span>年度は<span>10</span>回の開催で延べ<span>1,250</span>人の参加者となりました。<span>2021</span>年度には延べ<span>1,374</span>人、<span>2022</span>年度にはハイフレックス方式(対面とオンラインの両者を同時に実施)により実施して延べ<span>960</span>人の参加者がありました。このように本研究会の取り組みに対して高い興味関心が示されています。</p>
<p>?</p>
<p>?【該当記事】</p>
<p> ForbesJapan (フォーブスジャパン<span>) 2023</span>年<span> 06</span>月号<span> [</span>雑誌<span>] </span></p>
<p> ASIN ? : ? B0C1CWQ34L</p>
<p> 出版社 ? : ? リンクタイズ<span> (2023/4/25)</span></p>
<p> 発売日 ? : ? 2023/4/25</p>
<p> 言語 ? : ? 日本語</p>
<p> 雑誌 ? : ? 156ページ</p>
<p> <a href="https://forbesjapan.com/feat/magazine/">https://forbesjapan.com/feat/magazine/</a></p>
<p>?</p>
<p>? 本年度も研修会を毎月1回のペースで開催しています。</p>]]>
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その他
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マルチレート観測情報を統合する状態推定器に関する基礎理論の構築_中国足彩在线
/whatsnew/sizen/20230515
<![CDATA[<p style="text-align: justify;"> 熊本大学大学院先端科学研究部の岡島寛准教授らは、さまざまなセンサからの観測情報を使って多様なシステムの内部状態を推定する状態推定器に関する研究成果を発表しました。これは、京都大学大学院工学研究科の細江陽平講師と萩原朋道教授との共同研究です。</p>
<p> 近年、世の中にはさまざまなIoTシステムが利用されており、マルチセンシングを利用することで高精度な計測や高度な制御が可能になっています。マルチセンシングを利用した代表例は自動運転です。LiDARセンサやRGB-Dセンサなど様々なセンサを利用することで高精度な情報を取得し、自動運転システムに利用されます。同様に、運転支援システム(ADAS)においてもマルチセンサを利用した制御がなされています。また、LiDARやカメラを利用した配膳ロボットが一部の飲食店で利用されているなど、複数のセンサを利用したIoTシステムが多く展開されています。これらの計測?制御システムを実装するには、離散時間的な振る舞いを考慮してセンサによる観測情報に基づいてどのような制御を行うかが時々刻々と決められる必要があります。<br/> 各種センサにおける観測の周期はセンサごとに異なります。例えば、多くのビデオカメラ(動画像)においては1秒あたりに30フレーム(33ms)という観測レートになります。他方、LiDARでは10Hz(100ms)程度の観測レートになります。利用するセンサの種類によって観測周期が異なるため、これらを統合して制御すべき対象の内部状態を時々刻々と推定しなければいけません。通常、最も遅い観測周期のセンサに周期を合わせており、他の観測情報は捨てられています。しかし、捨てられた情報には利用価値があり、短い周期で計測?制御を行えば、同じリソースで高い制御性能が実現できます。<br/> 本研究では、複数の観測周期が混在するマルチレートシステムにおいて、全ての情報を利用し、より短い周期の下でシステムの内部状態を推定するための基礎的な状態推定器設計理論を提案しました。<br/> マルチレートシステムの状態推定器の設計問題を、応用数学の枠組みで解きやすいクラスの問題として知られている「線形行列不等式問題」に帰着させることで、多様なセンサを含む複雑な状態推定器の設計が実現できます。特に、自動運転など短い時間の中で多くの情報を処理する必要があるマルチセンサ系では、短い周期で得られる情報がより重要になるため、本研究成果の応用が期待できます。</p>
<p><br/>【論文情報】</p>
<p style="text-align: justify;"> 本研究で提案された状態推定器の効果は、計算機シミュレーションによって確認されており、設計のための制御プログラムも論文掲載誌のページから入手可能な形で提供されています。本研究成果は、「IEEE ACCESS」に2023年2月27日(月)に掲載されました。</p>
<p style="text-align: justify;">論文名:State Observer Under Multi-Rate Sensing Environment and Its Design Using l2-Induced Norm<br/>著者:岡島寛,細江陽平,萩原朋道<br/>掲載誌:IEEE ACCESS 2023年3月掲載(オープンアクセス誌)<br/> <a href="https://ieeexplore.ieee.org/document/10054014">https://ieeexplore.ieee.org/document/10054014</a></p>
<p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release230515-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF581KB)</p>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>???? <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_09_ja_2.png/@@images/18ac5cdf-a729-4a68-b05f-2defc6e8fbe3.png" title="sdg_icon_09_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_09_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<address><strong> お問い合わせ</strong>
<p>熊本大学大学院先端科学研究部 准教授<br/>担当:岡島寛<br/>電話:096-342-3603<br/>e-mail:okajima※cs.kumamoto-u.ac.jp<br/>(迷惑メール対策のため@を※に置き換えております)<br/>https://sites.google.com/view/okajima-lab</p>
</address>]]>
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全遺伝子の発現変動を「見える化」するアプリの開発-天然化合物「スルフォラファン」の新たな機能を解明-_中国足彩在线
/whatsnew/seimei-sentankenkyu/20230515-1
<![CDATA[<p>【ポイント】</p>
<ul>
<li>細胞?組織における全遺伝子の発現情報がシークエンス法で調べられて、公共データベースに集約されます。そのビックデータを分析するには情報科学の専門知識が必要なため、多くの研究者のハードルになっています。</li>
<li>全遺伝子の発現変動を自動的に解析?可視化するウェブアプリ「RNAseqChef」を開発?公開しました。情報科学の習得の有無にかかわらず、再現性のあるデータ解析を簡便に効率よく実施できます。</li>
<li>RNAseqChefを用いて、ブロッコリー等に含まれる天然化合物「スルフォラファン」の作用は細胞?組織の種類によって異なること、小胞体ストレス応答を促進して生体機能を活性化することを明らかにしました。</li>
</ul>
<ul>【概要説明】</ul>
<p> 熊本大学発生医学研究所細胞医学分野の衛藤 貫研究員と中尾光善教授は、プログラミング言語を用いて、RNAシークエンス(RNA-seq)法により取得した遺伝子の発現情報を自動的に解析するウェブアプリ「RNAseqChef」を新たに開発?公開しました(http://imeg-ku.shinyapps.io/RNAseqChef)。RNA-seq法は遺伝子の働きを調べる上で、生命科学分野において幅広く用いられる基本的な技術です。国内外の公共データベースには様々な細胞?組織のRNA-seqデータが集約されていますが、情報科学の専門知識が必要なため、多くの研究者が利用するにはハードルがあります。本研究により、情報科学の習得の有無にかかわらず、学生?初心者、医師及び産官学の研究者を含めて、再現性のあるRNA-seqデータの解析が簡便に効率よく可能になります。<br/>??? ブロッコリー等に含まれる天然化合物「スルフォラファン」は抗酸化や抗炎症、抗肥満など、健康増進につながる多様な効果を有することが報告されています。その一方で、スルフォラファンが細胞?組織に対してどのようなメカニズムで作用するのかは明らかでありません。RNAseqChefの科学的な有用性を実証するために、公共データベースの中から、スルフォラファンを投与したヒト培養細胞とマウスで取得されたRNA-seqデータを解析しました。その結果、細胞?組織の種類によってスルフォラファンへの感受性や応答が異なることが明らかになりました。さらに、スルフォラファンの作用機序として、抗酸化を促進する制御因子「NRF2」を活性化することが唯一知られています。RNAseqChefによる解析で、小胞体ストレス応答を誘導する制御因子「ATF6」を活性化することが明らかになりました。高脂肪食による肥満マウスにスルフォラファンを投与して得られたRNA-seqデータを調べたところ、肝臓特異的に小胞体ストレス応答の遺伝子発現が促進されることが分かりました。スルフォラファンが生体機能を高める分子機序の解明につながると考えられます。<br/>??? RNAseqChefを無償公開することで、遺伝子発現のビックデータが上記のように簡便に効率よく解析可能となり、医学?薬学?農学などの幅広い生命科学分野の研究の加速、とりわけ、臨床研究のデータ解析、化合物?薬剤の作用機序の解明などへの貢献が期待されます。<br/>?? 本研究成果は、文部科学省科学研究費助成事業、熊本大学発生医学研究所高深度オミクス事業研究助成などの支援を受けて、米国生化学?分子生物学会誌「Journal of Biological Chemistry(JBC)」オンライン版に英国(GMT)時間の令和5年5月11日【日本時間の5月12日】に掲載されました。また、本研究成果はJBCの「Editors’ Picks」にも選ばれました。<br/><br/>【論文情報】</p>
<ul>
<li>論文名:A web-based integrative transcriptome analysis, RNAseqChef, uncovers cell/tissue type-dependent action of sulforaphane?<br/>(トランスクリプトームの統合解析ウェブアプリRNAseqChefは細胞?組織特異的なスルフォラファンの作用を明らかにする)</li>
<li>著者名(*責任著者):Kan Etoh and Mitsuyoshi Nakao*</li>
<li>掲載雑誌:Journal of Biological Chemistry</li>
<li>DOI:<a href="https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0021925823018380">10.1016/j.jbc.2023.104810</a></li>
<li>URL:<a href="https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0021925823018380">https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0021925823018380</a><br/><br/>【お問い合わせについて】</li>
</ul>
<p>この研究成果につきましては、熊本大学発生医学研究所細胞医学分野に<br/>お問い合わせください。ご説明する機会を予定させていただきます。</p>
<p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release230515-1.pdf">プレスリリース</a>(PDF557KB)</p>
<p/>
<p>?</p>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" width="142" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" height="134" class="image-inline"/>??</p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<address>
<p><strong> お問い合わせ</strong></p>
<p>熊本大学発生医学研究所 細胞医学分野<br/>担当:教授 ? 中尾 光善(なかお みつよし)</p>
<p> ??? 研究員? 衛藤 貫(えとう かん)<br/>電話:096-373-6804<br/>E-mail:mnakao※gpo.kumamoto-u.ac.jp<br/> (※を@に置き換えてください)</p>
</address>]]>
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SARS-CoV-2オミクロン株の進化パターンの一端を解明 ――スパイクタンパク質の収斂進化が適応度の高い変異株の出現に繋がる――_中国足彩在线
/whatsnew/seimei-sentankenkyu/20230512-2
<![CDATA[<p>【ポイント】</p>
<ul>
<li>本研究では、包括的な進化系統解析と流行モデリング解析により、適応度の高い中国足彩在线「オミクロン亜株」の出現の背景にある進化の法則を見出した。</li>
<li>オミクロン株はスパイクタンパク質における5ヶ所の変異を収斂的に獲得することで、適応度を上昇させてきたことを明らかにした。</li>
<li>5ヶ所の変異を全て獲得したオミクロン亜株「BQ.1.1株」は、高いACE2結合能、感染性、液性免疫からの逃避能を示した。</li>
</ul>
<ul>【発表概要】</ul>
<p> 東京大学医科学研究所システムウイルス学分野の佐藤佳教授が主宰する研究コンソーシアム「The Genotype to Phenotype Japan (G2P-Japan)」(注1)は、オミクロン株(注2)の進化過程において適応度(流行拡大能力)(注3)の上昇に寄与した変異を同定しました。進化系統解析により、様々なオミクロン亜株が、スパイクタンパク質(注4)の重要な5箇所のアミノ酸残基において変異を収斂(注5)的に獲得していることを明らかにしました。次に、流行モデリング解析により、前述の5箇所の変異(収斂変異)の獲得が、ウイルスの適応度を上昇させることを示しました。さらに、i) 収斂変異を多く獲得した変異株ほど高い適応度を示すこと、ii) 5箇所の収斂変異の獲得により、オミクロン株の進化過程における適応度上昇の大部分が説明できることを示しました。これらの結果は、一見複雑に見えるオミクロン株の進化パターンが、多くの収斂変異を獲得するほど適応度が上昇するという、単純な法則で説明可能であることを示しています。<br/> さらに本研究では、5箇所全ての収斂変異を獲得し、高い適応度を示すオミクロン「BQ.1.1株」について、詳細なウイルス学的実験を行いました。その結果、オミクロンBQ.1.1株は収斂変異を獲得したことで、祖先株であるオミクロンBA.5株よりも高いACE2(注6)結合能、感染性、そして液性免疫(注7)に対する逃避能を獲得したことが明らかとなりました。一方で、オミクロンBQ.1.1株の実験動物モデルにおける病原性はオミクロンBA.5株と同程度であることが明らかとなりました。本研究成果は2023年5月11日、英国科学雑誌「Nature Communications」オンライン版に掲載されました。<br/><br/></p>
<p>【発表者】</p>
<p>東京大学医科学研究所 システムウイルス学分野<br/>佐藤 佳(教授)<br/>伊東 潤平(助教)<br/>瓜生 慧也(大学院生)</p>
<p>北海道大学 大学院医学研究院<br/>田中 伸哉(教授)<br/>福原 崇介(教授)<br/>鈴木 理滋(助教)</p>
<p>北海道大学 創成研究機構 化学反応創成研究拠点(<span>ICReDD</span>)<br/>王 磊(特任助教)<br/>北海道大学 人獣共通感染症国際共同研究所<br/>松野 啓太(准教授)<br/>板倉 友香里(大学院生)</p>
<p>京都大学 医生物学研究所<br/>橋口 隆生(教授)<br/>木村 香菜子(助教)</p>
<p>京都大学 <span>iPS</span>細胞研究所<br/>高山 和雄(講師)<br/>出口 清香(大学院生)</p>
<p>熊本大学 ヒトレトロウイルス学共同研究センター<br/>池田 輝政(准教授)</p>
<p>宮崎大学 農学部獣医学科<br/>齊藤 暁(准教授)</p>
<p>HiLung株式会社<br/>山本 祐樹(代表取締役)<br/>永元 哲治(取締役)</p>
<p style="text-align: justify;"/>
<p style="text-align: justify;">【論文情報】</p>
<p style="text-align: justify;">〈雑誌〉Nature Communications<br/>〈題名〉Convergent evolution of SARS-CoV-2 Omicron subvariants leading to the emergence of BQ.1.1 variant<br/>〈著者〉伊東潤平#, 鈴木理滋#, 瓜生慧也#, 板倉友香里#, Jiri Zahradnik#, 木村香菜子#, 出口清香#, 王磊#, Spyros Lytras#, 田村友和, 紀田泉, Hesham Nasser, Maya Shofa, MST Monira Begum, 津田真寿美, 小田義崇, 鈴木干城, 佐々木慈英, 田畑香織, 藤田滋, 吉松組子, 伊藤駿, 直亨則, 浅倉弘幸, 長島真美, 貞升健志, 吉村和久, 山本佑樹, 永元哲治, 倉持仁, Gideon Schreiber,? The Genotype to Phenotype Japan (G2P-Japan) Consortium,? 齊藤暁, 松野啓太, 高山和雄, 橋口隆生*, 田中伸哉*, 福原崇介*, 池田輝政*, 佐藤佳*<br/>#Equal contribution; *Corresponding author<br/>〈DOI〉 <a href="https://www.nature.com/articles/s41467-023-38188-z">10.1038/s41467-023-38188-z</a><br/>〈URL〉 <a href="https://www.nature.com/articles/s41467-023-38188-z">https://www.nature.com/articles/s41467-023-38188-z</a></p>
<p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release230512-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF819KB)</p>
<p style="text-align: justify;"/>
<p style="text-align: justify;">【用語解説】</p>
<p style="text-align: justify;">(注1)研究コンソーシアム「The Genotype to Phenotype Japan (G2P-Japan)」<br/>東京大学医科学研究所 システムウイルス学分野の佐藤教授が主宰する研究コンソーシアム。日本国内の様々な専門性を持つ若手研究者が参画し、多角的アプローチからウイルスの性質の解明に取り組んでいる。現在では、イギリスを中心とした諸外国の研究チーム?コンソーシアムとの国際連携も進めている。<br/><br/>(注2)オミクロン株<br/>中国足彩在线の流行拡大によって出現した、顕著な変異を有する「懸念すべき変異株(VOC:variant of concern)」のひとつ。オミクロンBA.1株、オミクロンBA.2株、オミクロンBA.5株、オミクロンBQ.1.1株などが含まれる。現在、日本を含めた世界各国で大流行しており、パンデミックの主たる原因となる変異株となっている。<br/><br/>(注3)適応度(流行拡大能力)<br/>生物がどれだけ多くの子孫を次世代に残すことができるかを示す尺度。ウイルスの場合、特定の条件下において1人のウイルス感染者が平均して何人の二次感染者を生み出せるかを表す尺度。実効再生産数と同義。本研究では変異株の流行拡大能力を比較する目的で使用している。<br/><br/>(注4)スパイクタンパク質<br/>中国足彩在线が細胞に感染する際に、中国足彩在线が細胞に結合するためのタンパク質。現在使用されているワクチンの標的となっている。<br/><br/>(注5)収斂<br/>系統の異なる生物が、類似の形質を独立に獲得すること。<br/><br/>(注6)ACE2<br/>Angiotensin-Converting Enzyme 2(アンジオテンシン変換酵素2)の略称で、中国足彩在线が細胞に感染する際に受容体として機能する。<br/><br/>(注7)液性免疫<br/>B細胞が主体となって、抗体を作ることで異物に対抗する免疫。</p>
<p style="text-align: justify;"><br/><br/></p>
<p>?</p>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" width="142" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" height="134" class="image-inline"/>??</p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
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<p><strong> お問い合わせ</strong></p>
<p>熊本大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3269<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp<br/> (※を@に置き換えてください)</p>
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α-シクロデキストリンの経口摂取が 放射性ヨウ素の甲状腺集積を抑制 ―食品添加物の摂取が被ばく線量を低減する可能性―_中国足彩在线
/whatsnew/seimei-sentankenkyu/20230512-1
<![CDATA[<p>【ポイント】</p>
<ul>
<li>α<span>-</span>シクロデキストリンは、廃液中の放射性ヨウ素に対してして高効率に回収材へ吸着させる効果を持つことが分かっていた。</li>
<li>今回、動物実験において、単一光子放射断層撮影(<span>SPECT</span>撮影)による放射性ヨウ素の直接測定によって、α<span>-</span>シクロデキストリンによる体内の放射性ヨウ素移行抑制効果を初めて明らかにした。</li>
<li>α<span>-</span>シクロデキストリンは食品添加物としても使用されている安全性の高い物質であり、飲料水として使用することによって医療や原子力防災など多くの分野での応用が期待される。</li>
</ul>
<ul>【概要説明】</ul>
<p> 熊本大学大学院生命科学研究部の伊藤茂樹教授、白石慎哉講師、東京大学アイソトープ総合センターの桧垣正吾助教、長崎大学原爆後障害医療研究所の西弘大助教、信州大学基盤研究支援センターの廣田昌大准教授らによる研究グループは、食品添加物として使用されるα-シクロデキストリン(以下、α-CD)(注1)の経口摂取が放射性ヨウ素の甲状腺への移行を抑制する効果を持つことを明らかにしました。<br/>甲状腺がんや機能低下を引き起こす可能性のある放射性ヨウ素の生体内での吸収が抑制されれば、甲状腺被ばくの低減につながることが期待できます。本研究では、α-CDの経口投与による生体内の放射性ヨウ素の吸収抑制を、マウス実験において単一光子放射断層撮影(SPECT撮影)による直接測定によって初めて明らかにしました。放射性ヨウ素とα-CD溶液を投与したマウスの甲状腺への取り込みは、摂取24時間後に、コントロール群に比べて約40%低下しました。α-CDの経口摂取が放射性ヨウ素の甲状腺への移行を抑制する効果を持つという発見は、同じ効果を持つ医薬品である安定ヨウ素剤に比べて比較的安全性が高いため、予防的に服用できる大きな利点があります。そのため、食品、医薬品、原子力防災、医療など多くの分野での応用が期待されます。</p>
<p style="text-align: justify;">?</p>
<p>【成果?展開】<strong> </strong></p>
<p> 安定ヨウ素剤は医薬品であり、常時投与や反復投与が認められておらず、医療従事者や放射線業務従事者など放射性ヨウ素を日常的に扱う人の甲状腺被ばくを予防するために服用できません。食品添加物としても利用されているα-CDは、比較的安全性が高く、予防的に服用できる大きな利点があります。このように、経口摂取した放射性ヨウ素の甲状腺への移行を抑制する効果を持つα-CDの活用は、医療や原子力防災など幅広い分野での応用が期待されます。</p>
<p>?</p>
<p>【用語解説】</p>
<p>(注1)シクロデキストリン<br/>6~8個のブドウ糖が環状に結合したもので、ブドウ糖の数が少ない順にα,β,γ-の接頭語が付く。</p>
<p style="text-align: justify;">?<br/>【論文情報】</p>
<ul>
<li>雑誌 Scientific Reports</li>
<li>題名 Reduction of thyroid radioactive iodine exposure by oral administration of cyclic oligosaccharides</li>
<li>著者 Kodai Nishi,? Masahiro Hirota,? Shogo Higaki,? Shinya Shiraishi, Takashi Kudo, Naoki Matsuda and Shigeki Ito*<br/>? These authors contributed equally to this work.</li>
<li>DOI <a href="http://dx.doi.org/10.1038/s41598-023-34254-0">10.1038/s41598-023-34254-0</a></li>
<li>URL <a href="http://dx.doi.org/10.1038/s41598-023-34254-0">http://dx.doi.org/10.1038/s41598-023-34254-0</a></li>
</ul>
<p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release230512-1.pdf">プレスリリース</a>(PDF644KB)</p>
<p/>
<p>?</p>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" width="142" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" height="134" class="image-inline"/>??</p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<address>
<p><strong> お問い合わせ</strong></p>
<p>熊本大学大学院生命科学研究部<br/>担当:教授 伊藤 茂樹<br/>電話:096-373-5482<br/>E-mail:shigekii※kumamoto-u.ac.jp<br/> (※を@に置き換えてください)</p>
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定例学長記者懇談会を開催しました_中国足彩在线
/whatsnew/koho/2023/20230510-2
<![CDATA[<p> 熊本大学では、令和5年5月10日(水)、本部棟1階大会議室にて「定例学長記者懇談会」を開催しました。<br/>??? はじめに、小川久雄学長から挨拶がありました。続けて、「令和5年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 研究支援賞」を受賞した生命科学系技術室の土山修治技術専門職員から「動物実験情報のデジタル化による効率的研究遂行への貢献」について説明がありました。今回の研究支援賞受賞は熊本大学技術部では初であり、土山技術専門職員が開発したデータシステムを利用して、研究に使われるマウスバンクに保存されている膨大な情報を共有し合う仕組みについて報告がありました。<br/><br/> 次に、教育学研究科特別支援教育講座の菊池哲平教授から「R4年度くまだいSDGs研究推進事業採択研究」の成果報告がありました。菊池教授は、高崎文子准教授(人文?社会科学研究部心理学講座)、中迫由実准教授(教育学研究科家庭科教育講座 )と共同で、「多様性を包摂する「未来の学校」プロジェクト」に取組み、特別支援教育(菊池教授)、住居学(中迫准教授)、発達心理学(高崎准教授)というそれぞれの視点を活かし、子どもたちが立場の違いを乗り越え、他者と協働する体験を培い、持続可能な社会の構成員へと育成できるような学校を目指して基礎的研究を行いました。菊池教授は、「基礎的研究で得られた知見を発信し、これからの教育施策に反映させたい」と語りました。<br/>参加した報道機関からは多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。</p>
<p>懇談会の資料は <a href="/daigakujouhou/kouhou/kisyakon_file/kisyakon230510.pdf">こちら</a> を参照してください。</p>
<p>
</p>
<div class="e-responsive-table"> <img src="/whatsnew/koho/koho_file/2023/20230510-4.jpg/@@images/bc833fe9-046f-42da-9a85-6f8f46c6c9ca.jpeg" title="230510-4jpg" width="219" alt="230510-4jpg" height="161" class="image-inline"/> <img src="/whatsnew/koho/koho_file/2023/20230510-2.jpg/@@images/60e1bb93-776c-4f2b-898f-4db36c03a216.png" title="230510-2.jpg" width="226" alt="230510-2.jpg" height="166" class="image-inline"/></div>
<div class="e-responsive-table"> 司会の宮尾理事 データシステムについて説明を行う土山技術専門職員 </div>
<div class="e-responsive-table"/>
<div class="e-responsive-table"/>
<div class="e-responsive-table"/>
<div class="e-responsive-table"> <img src="/whatsnew/koho/koho_file/2023/20230510-3.jpg/@@images/dce32de2-415c-458c-8aed-179d085de37e.png" title="230510-3.jpg" width="225" alt="230510-3.jpg" height="165" class="image-inline"/> <img src="/whatsnew/koho/koho_file/2023/20230510-1.jpg/@@images/4bab2b22-c59a-4b1e-8378-8b8b13a94be5.jpeg" title="230510-1.jpg" alt="230510-1.jpg" class="image-inline"/></div>
<div class="e-responsive-table">「未来の学校」プロジェクトについて報告する菊池教授 会の様子</div>
<p>
</p>]]>
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株式会社ダイセルと包括連携協定を締結しました_中国足彩在线
/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/kico/news_event/news/qh5ims
<![CDATA[<p> 熊本大学は、令和5年5月8日に株式会社ダイセルと包括的な連携に関する協定を締結しました。<br/>令和4年10月に熊本大学の産業ナノマテリアル研究所は、ダイセルと「ワンタイムエナジー共同研究講座」を開設しました。<br/>今回の包括連携協定の締結によって、共同研究講座を基盤として、ダイセルの有するワンタイムエナジー技術などと熊本大学の有する知識、技術を融合することで、ダイセルが創業以来培ってきたユニークな素材や技術を最大限に活用し、“健康(ヘルスケア)、安全?安心、便利?快適、環境”の4つの事業領域において、まだ世の中にない新たな価値を共創して社会実装に繋がる研究、人材育成、地域連携等について、相互に協力し、双方および地域社会の発展に寄与することを目指します。</p>
<p><img src="/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/kico/news_event/news/news_file/DAICEL.JPG/@@images/df52b2e3-5492-449a-9baa-618b6438d9cd.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="DAICEL.JPG" alt="DAICEL.JPG" class="image-inline"/></p>
<p style="text-align: center;">熊本大学で行われた調印式にて<br/>(右:株式会社ダイセル 小河義美社長、左:熊本大学 小川久雄学長)</p>]]>
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